「やすらぎ」34号発刊にあたり

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慈光照護の下、門信徒の皆様におかれましてはご清祥にてお過ごしのこと大慶に存じ上げます。又、日頃より当寺護寺発展の為に並々ならぬご尽力を頂いておりますこと、重ねて御礼申し上げます。

寺報「やすらぎ」第34号を門信徒の皆様のお手元へお送りさせて頂きました。今年も、年が明けてから様々な行事や出来事がございました。今号も写真を多く掲載し、見やすく作製いたしましたので、じっくりお読みいただけると幸いです。

さて、ご縁あって、お隣の土地をお譲りいただけることとなり、昨年より「安楽寺境内地総合整備」として、門信徒の皆様、関係業社の皆様、そして有縁の皆様から篤い御懇念をお預かりし、長らく当寺の懸念であった境内地、特に駐車スペースの確保が出来ましたこと、本当に嬉しく、そして感無量の思いであります。

門徒数の増加、そして何よりも法要の度ごとに参詣者が増えることに、嬉しさ反面、「車、大丈夫かな・・・。」と毎度心配の種でありました。実際に、毎年必ず接触事故が起こり、頭を悩ませておりました。

予算の関係上、急には整備をすることが出来ませんが、これから少しずつ整備が行われ、お寺らしい姿となっていくと思います。これからも共々にこのお寺を護り、次世代へ繋げていけるように、門信徒の皆様と手を取り合って精進していきたいと思うことでございます。

御懇志を御志納いただきました皆様には、この大変な経済状況の中、御賛同、御協力いただきまして、誠に有難うございました。この場をお借りして心より御礼申し上げる次第でございます。有難うございました。

時節はお盆をお迎えしようとしております。今年から7月の後半から8月11日まで全門信徒のお宅へ叔父や法務員さんのご協力をいただきお盆参詣に歩かせていただきます。12日には、午前中に報恩講に向けた総代・世話人会を開催し、お昼から里塚の安楽寺六角堂へ役員総参拝をさせていただきます。納骨堂の読経は13日~16日の間、お勤めをさせていただきます。

考えられないスピードで環境や世の中の状況が変貌を遂げております。人間の思考や日常生活も変わりつつありますが、これからお迎えをするお盆など、大切な仏教週間だけはこれからも護り続けていきたいと願うばかりであります。

年に一度のお盆まいりです。お仕事や諸事があることとは思いますが、一度で結構ですので、亡き人を偲び、亡き人を通して教えていただいたことを確認するという大切な時間としてお仏壇、納骨堂、あるいはお墓でそれぞれが手を合わせるようお願い申し上げます。このご縁を大切にいただきましょう。

合 掌

この記事が掲載されている寺報やすらぎ