第2納骨堂新設・本堂裏和室(安楽精舎)改修 平成28年8月12日

 この近年ひじょうに増加しているいわゆる「墓じまい」(正式には改葬)にご対応するために、総代会、世話人会で何度もご協議を重ね、本堂の裏側のスペースに「第2納骨堂」を新設いたしました。既にお申し込みをいただき、お求めいただいている現状ではありますが、設置いたしました納骨壇も、たくさんあるわけでもなく、法要の度に決められていくという現状であります。

 納骨堂のことで尋ねてこられる方々からお話を伺いますと、現在、札幌市内近郊には様々な納骨施設がございますが、ほとんどが民間経営で、正直コワイというお気持ちをもたれている方々が、ひじょうに多数であると感じております。お寺であれば安心してお骨を御安置できるし、雪、雨、風もあたらない、どうしても行けないときはおまいりしていただけると言われたご婦人もおられました。

「堂垣内尚弘」さんよりお贈りいただいた書

 今般、納骨堂の新設に伴い、以前からある和室も併せて改修工事を行っていただけました。ひじょうに現代的なところと、旧来の姿を守りながら改修していただきました。こちらも早々と改修工事を行ったことを知ったご門徒さんが早速、ご法事の会場としてお使い下さいました。「なんだかいつもより気分良くおまいりできましたよ」と喜ばれておりました。
 尚、お部屋の名称につきましては、当寺第2世住職(横湯通之)が親交がありました、北海道知事としてご活躍された「堂垣内尚弘」さんより「安楽精舎」という書を贈って下さっておりました(旧本堂にあったもの)。それをこの度修復し、この新しくなったお部屋の名称に致しますので、ご法事等でご希望があればこのお部屋のお名前を言ってお申し込み下さい。
 また、同じく当寺第2世住職(横湯通之)が親交がありました、札幌市長としてご尽力いただいた「板垣武四」さんからお贈りいただいた「安楽寺」の書は1階ホールの入口、同じく北海道知事であられた「町村金五」さんからお贈りいただいた「道場超絶」の書は、2階本堂入り口に、この度修復設置致しましたので、これもご奉告させていただきます。

改修された新しいお部屋「安楽精舎」(ご法事の時のお荘厳です)

「板垣武四」さんよりお贈りいただいた書

「町村金五」さんよりお贈りいただいた書

 尚又、納骨堂等の詳細につきましては、お寺へお越しいただいて、実際に現場を見られてからご思案された方がよいと思いますので、なるべく足をお運びいただき、ご説明をさせていただきたいと考えております。中々ご都合付かない方はお電話でも結構です。よろしくお願いいたします。

この記事が掲載されている寺報やすらぎ