お盆・里塚霊園役員総参拝・盂蘭盆会・厚別区開拓功労者・戦没者追悼法要 平成28年7月~8月

お盆 7月下旬~8月16日
里塚霊園役員総参拝 8月12日
盂蘭盆会 8月16日
厚別区開拓功労者・戦没者追悼法要 8月20日

今年もお盆の時節を迎えさせていただきました。7月下旬~8月11日までの間に、門信徒の皆様のお宅でのお盆勤行を勤めさせていただきました。年に一度のお盆まいりにどちらのご門徒も、仏壇をきれいにされ、お花やお供物をたくさん飾られ、ご一緒に手を合わせ、先人の御労苦を偲びながら、あらためて自分の人生の歩みを振り返る大切なご縁を短い時間でしたが共にさせていただきました。

8月12日は毎年、午前中に9月の報恩講に向けた役員会を開催した後、里塚霊園の安楽寺六角堂へ役員の皆様とご一緒におまいりさせていただいておりますが、このお盆までに、懸案事項であった「納骨堂」の拡充ということで、昨年から役員会を重ね、2階本堂裏のスペースの改修工事を行い、「第2納骨堂」が新たに設置されました。その工事の報告と内覧会を開催致しました。

総代・世話人会(本堂にて)

大岡産業社長様より工事報告

大岡産業北林監督より工事概況報告

あみだ堂仏具店能呂氏より工事報告

終了後、昨年は、あいにくの大雨にあたりましたが、今年は快晴に恵まれ、先達のご苦労を役員の皆様とご一緒にお偲びさせていただくことが出来ました。

8月13~16日まで、お寺の納骨堂でお盆の勤行をさせていただきました。今年も法要期間中、老若男女問わずたくさんの方々がお寺におまいりいただきました。お香の清らかな香りに包まれ、先人をお偲びさせていただきました。

役員総参拝

役員総参拝

安楽寺六角堂(里塚霊園)

綺麗に飾られた1階ホールの夏用お荘厳

納骨堂での勤行風景

1階ホールでの勤行風景

そして今年も、たくさんのチビッコ達がおまいりしてくれました。もうすぐ夏休みが終わってしまう頃にお盆のおまいりがあり、朝早くから起こされて、墓参りツアーとでもいいましょうか、とても大切なことなのですが、訳も分からずに遠方や、何カ所もおまいりに連れて行かれるこども達に何か楽しいことはないかと考え、「ガチャガチャ」を昨年から用意しております。今年も「ガチャガチャ」を楽しみにおまいりに来てくれたこども達もたくさんいらっしゃいました。こんなことがきっかけで、自分はどこから生まれたんだろう?どうして命は大切なんだろう?先祖ってなんなんだろう?そんなことを考えてもらえるご縁になっていくことを願っています。来年も喜んでくれるものを用意しておきますね。

毎年、法要期間中には門徒推進員の皆様方にご協力をいただき、納骨堂の年間維持費の受付をしていただいております。おまいり下さったご門徒の皆様方にやさしくお声掛けして下さり、また新しいご門徒さんで、まだ勝手が分からない方々にも親切に接してくれ、ひじょうに助かっております。今年も有難うございました。

今年は他にも境内の駐車場がいつも混雑して危ないとのことで、警備の方をお願い致しました。ひじょうに車の駐車もスムーズとなり、おまいりいただいた皆様に大変喜ばれました。

8月16日は毎月の親鸞聖人御命日講に併せて盂蘭盆会法要を併修させていただき、お盆の締めくくりとさせていただいております。

大切な方を亡くされ、初盆を迎えられたご遺族様も多数おまいりをいただきました。

布教使には毎年お忙しい中、平岸 大乗寺御住職 打本大志師に御出向いただき、身近なお話しから浄土真宗の肝要なることをお取り次ぎいただいております。

今年は「手間を掛ける」ことの大切さを実際に手を使ってご教示いただきました。昔は何かに付け、手を掛けたものだということを、おまいりいただいた皆さん、懐かしさを感じながら聞き入っておられました。特に紙とハサミを手に持ち、全員で「紙華花(しかばな)」を作りました。「こどもの頃にやらされた記憶がある。」、「懐かしい!」と言いながら楽しんでおられました。どうぞ明年もお盆の締めくくりとしてお勤め致します。多くのご参詣をお待ちしております。

8月20日には、厚別区の開拓功労者、戦没者の追悼法要をお勤め致しました。当日はあいにくの雨模様でありましたが、お隣の真宗大谷派 智徳寺御住職様、真宗興正派 大行寺御住職様にご出勤いただき、ご遺族の皆様と共に開拓功労者、そして戦没者の尊いいのちの犠牲の上に私達は今生かされていることを確認させていただく大切なご法要をお勤めさせていただきました。御労苦を偲び、二度と道を歩み間違えないようにとお誓いさせていただいたことでありました。

開拓功労者・戦没者の皆様のご芳名が書かれた大きな御軸を毎年、お掛けしお勤めしております。

今年は、参詣いただいた皆様に、「水あかり」を順番にお供えいただき、亡き先人をお偲びさせていただきました。毎年お勤めしております。厚別区外の方々でも戦没者のいらっしゃるご家庭の方は是非ともおまいりされますことをおすすめ致します。

(住職記)

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