横超山 安楽寺 開教135年記念事業

安楽寺開教135年を記念として行われた玄関拡張工事及び各修繕工事の概要をお写真にてお伝えします。この度の工事はご門徒の大岡産業株式会社様の厚いご協力により完遂いたしました。

新しくなった玄関

 安楽寺本堂が建築された昭和51年当時は、外階段を上り2階の本堂に入るという当時ではモダンなスタイルでありました。
 時代と共に生活スタイルが変化して、だんだんと欧米スタイルのイスに腰を掛ける生活が定着していきますと同時に、足腰が悪くなる方々が増加し、外階段を上がってお寺に出入りすることが難しくなって参りました。
 やがて、2階の本玄関は使われなくなり、1階の小さな玄関を使われることが増えて参りました。
 開教120年の記念事業の際に、1階の玄関も修繕していただいたのですが、やはり元々が勝手口的な使用をしていた玄関であり、大変小さな面積でありましたので、玄関のそばでは人と人とがすれ違うことも容易ではなく、また今度は靴の脱ぎはぎをされるご門徒さんのお姿が、だんだんと危なく見えてくるようになりました。いつか誰かがケガをされるのではないかという心配が増えてきたのです。
 特に、お彼岸、お盆、報恩講等の大きい行事の際には一番の悩みの種でありました。外にテントを張り簀の子を引いて下足台を設置したり、様々なことを試しましたが、この度の開教135年という節目の年を迎えるにあたり、思い切って、玄関拡張工事を行うこととなりました。
 玄関の間口を広く取り、自動ドアも以前より間口の広いものに変更しました。下足棚も以前の倍以上、靴をおけるように設置致しました。

面積的には本当に少しだけ広げただけですが、とても落ち着きのある空間に生まれ変わりました。北海道弁で言うと、あずましくなりました。

玄関ホールもキレイになりました。こちらの階段もカーペットや壁紙を新調し裏面にはおもしろい材を使用しております。かなりおしゃれな感じにいたしました。坪庭がかわいいです。

階段を下からと上からと撮影しました

建具や壁紙も全て新しくなりました

手すりを増やし、以前より車イスでの来院も容易になりました

電光掲示板(デジタルサイネージ)を導入しましたこれからご案内は全てこちらに表示します

トイレ側から見た玄関アプローチ エレベーターもありますので安心です

本堂

 安楽寺本堂が建築された昭和51年当時は、皆様方がお座りになる外陣は殆どの御寺院が畳を使用しておりました。もちろん今でも畳敷きの御寺院は沢山ありますが、いち早く多目的に本堂を使用出来るようにと前住職が絨毯敷きにしたそうです。
 先にも申し上げましたが、時代と共に生活スタイルが変化して、だんだんと欧米スタイルのイスに腰を掛ける生活が定着していきますと同時に、足腰が悪くなる方々が増加し、おすわりをしておまいりするということが困難になりました。今では殆どの御寺院がイスを使用するようになりましたが、イスを使用しますと、どうしてもカーペットの傷みが激しく、15年経過いたしましたこのタイミングで本堂のカーペットを新調致しました。

合わせて、廊下と寺務所(受付)の壁紙とタイル
カーペットを新しいものにいたしました

ホール(1階)

 お寺で一番使用頻度が高いお部屋が1階のホールであります。葬儀や法事等の法要の他に、習い事やサークル活動、研修会、幼稚園の行事など多目的に、そして使用する頻度が高く、劣化している箇所がいくつもございました。こちらも内装の殆どを新しいものに変更させていただきました。
 以前よりシックな色合いにいたしました。格好良くなったねとのお声をいただいております。

納骨堂(1階やすらぎ堂)

1階の納骨堂(やすらぎ堂)のカーペットも劣化と、雨漏り等の変色、マッチの火種の焦げ跡など痛みが激しかったものですから、こちらもカーペットを新調いたしました。
 納骨堂は年間し、おまいりされる皆様が気持ちの良の維持費をお納めいただいている場所でもありますい空間でなければいけないと、納骨堂管理委員会の皆様のご判断をいただき、第2納骨堂と本堂と同じ柄のもので統一いたしました。
 本来であれば春のお彼岸法要の際にお披露目となっていたところですが、新型コロナウイルス感染症拡大予防に伴い、法要が中止となり、この寺報でのご報告とさせていただきます。残念です(涙)

この記事が掲載されている寺報やすらぎ