宗祖降誕会・初参式 令和5年5月21日

 この度、親鸞聖人御誕生850年・立教開宗800年を記念し、小さなお子様がご本尊の前ではじめて手を合わせ、そのお子様のご家族がその子の成長を願う初参式を開催いたしました。
 コロナ禍もあり、まだまだ大勢が一堂に集まってというのは難しいという判断から、いつもお声掛けさせていただいている幼稚園児の参加はお控えいただき、あらためて別の機会を設けることといたしました。いつもの年なら大変賑やかな法要ですが、今年は授式者二名一家族のみのご参加となりました。
 授式いただきましたお子様とそのご家族にお焼香、そして御本尊に手を合わせていただきました。その後、住職の法話、記念撮影をして、婦人会より記念品を贈呈させていただき終了となりました。少人数でしたが、大変厳かなお式でありました。
 降誕会には今年で16度目のご縁となる十勝組 光心寺住職 桃井 信之 師に御出向をいただきました。親鸞聖人から賜る大切なみ教えを平易なお言葉で聞かせていただき、みなさん大変喜ばれておりました。
 終了後、会場を認定こども園第2あつべつ幼稚園に移し、こちらもこの度の親鸞聖人御誕生850年・立教開宗800年の記念事業として、仏教、そして浄土真宗に精通されておられます、二胡奏者 姜 暁艶(ジャン・ショウイエン)さんをお招きして記念コンサートを開催いたしました。
 ジャンさんが奏でる二胡の音色にうっとり聞き入る方々、そして時に笑いを交えながらカタコトの日本語でお話しするチャーミングなジャンさんに皆様、引きつけられている姿が大変印象的でした。こちらも画像を多く掲載して、当日の雰囲気が伝わるようにいたします。ご覧下さい。(住職記)

初参式

 初参式の司会を仏教婦人会副会長 樋口寿美子さんがお勤め下さり、進行していただきました。
 授式された、お姉ちゃんの立山莉帆ちゃん、妹さんの立山真帆ちゃんにご両親と一緒にお焼香、そして初めてお寺の仏様の前で手を合わせてくれました。おばあちゃんも付き添いでご一緒して下さいましたよ。
 法要終了後、住職より短くご法話をさせていただき、これからの成長を心から願い、お式が終了となりました。
 最後に記念撮影をして、かわいらしい姿をみせてくれました。

宗祖降誕会

 午後1時から「宗祖降誕会」をお勤めいたしました。この日は御正当の降誕会(御誕生の日)となり感慨深いなかで法要がお勤まりになりました。
 御導師には、コロナ禍でここ数年はご出勤をお控えいただいておりました福住 福住寺副住職 長尾光雲師にお勤めいただき、ご参詣いただきました門信徒の皆様とご一緒に、そして声高らかに「正信念仏偈」を拝読して聖人の御誕生の法要を慶びの中でお勤めいたしました。
 法要終了後、住職、そしてこの法要を主催した仏教婦人会会長 水口京子さんからご挨拶をいただきました。

 引き続き、十勝組 光心寺住職 桃井信之 師よりご法話を一席頂戴いたしました。今年で16度目のご縁となった降誕会。この度も大変分かりやすく平易なお言葉を用い、そして資料をご用意いただき、浄土真宗の深きところをご解説いただきながらおとりつぎをいただきました。
 ご法話後、ある門徒さんから、「住職、あんたはいい従兄弟がいるなあ!凄いわ!」と興奮した様子でお声を掛けられました。その方にとっては、とても刺激的で、よほど心に感じるものがあったのでしょう。思わず、「有難うございます。」と握手を交わしました。
 明年も御出向のお約束をさせていただきました。多くの方々に先生とのご縁に遇っていただきたいと思うことでございます。また来年もどうぞよろしくお願いいたします。

布教使 十勝組 光心寺住職 桃井 信之 師

先生のご法話にしっかりと耳を傾け聴聞される門信徒の皆様のお姿が印象的でした

 会場を認定こども園第2あつべつ幼稚園に移し、二胡奏者である姜 暁艶(ジャン・ショウイエン)さんによる記念コンサートが開催されました。
 この度の当寺の親鸞聖人御誕生850年・立教開宗800年の記念事業として、そして、一昨年、第2あつべつ幼稚園の認定こども園化による園舎新築に際して、こどもたちがより一層親しみを込めて仏様に手を合わせられるようにと、こどもの姿をした童仏像「やすらぎあみださま」を当寺仏教婦人会がご寄贈下さり、その御礼として、このコンサートが催されました。ご門徒の皆様はもとより、近隣の皆様や、厚別西の町内会関係の皆様など、お寺以外の方々も大変多くご参加下さいました。本当に有り難いことです。地域の皆様に支えられている喜びをひしひしと感じながら開催させていただきました。 

司会進行 第2あつべつ幼稚園園長 横湯千重子

横湯瓔子理事長よりご挨拶をさせていただきました

二胡奏者 姜 暁艶(ジャン ショウイエン)さん

スペシャルゲスト 鳳笙を奏でて下さいました
当別町 勝圓寺住職 上山知現 様

左 サポート 横湯通子(ピアノ)      右 鳳笙 上山知現 氏

 第一部は、黄色の艶やかな衣装で登場され、スペシャルゲストの当別町 勝圓寺住職 上山知現さんの鳳笙とコラボしてくださいました。
 第二部に衣装をお着替えになり、より一層、艶やかな装いで登場されました。布教をいただいた桃井氏をステージに招き、桃井氏が日本語で「正信偈」を拝読し、ジャンさんが中国語で「正信偈」を拝読して、その違いをお聴かせ下さいました。
 また、安楽寺合唱団「シャンティ」のご協力をいただきながら、仏教讃歌「念仏」をジャンさんが奏でる二胡の演奏に合わせて合唱して下さいました。
 団員の皆様、良い思い出になったことと思います。

布教使 桃井信之 師

合唱団シャンティ指揮者 佐藤卓見 師

 とても華やかで妖艶なステージでした!コンサート終了後、ジャンさん、サポートメンバー、音響さんへ花束を贈呈させていただきました。  

コンサート終了後、即席のサイン会を開いて下さいました。気さくに話し掛けて下さるジャンさんに、お越しいただいた皆様、笑顔で談笑しながら、しばし和やかな時間が流れました。
 本当にこの度は良きご縁をお作りいただきました。これからの益々のジャンさんのご活躍を念願いたします。この度は誠に有難うございました。
 

この記事が掲載されている寺報やすらぎ