去る2月27・28日の両日、北海道教区青年僧侶協議会主催による「第23回温泉説法の集い」が十勝川温泉ホテル大平原にて、全道各地のご門徒さん約500名のご参加を頂き開催されました。
この度は3・11東日本大震災で被害にあわれた御寺院から宮城県の専能寺の御住職・坊守様、そしてご門徒の皆様をお招きして、少しでも安らげる時間をという願いの中で、全道の御寺院様にご協力を呼びかけ、ご協賛いただいた中での開催となりました。
いつもと少しだけ趣向を変えて、震災で被害にあわれた方々の手記を集めて、朗読という形に作り替えて読み、前向きに歩んで行ける歌をスタッフ全員で合唱致しました。夜の懇親会では、少しでも喜んでいただけるように、笑いあふれる余興をスタッフ全員で考え、ご披露させていただきました。
二日目には震災後、ご自身のお身体がすぐれない中、被害あわれた方々を勇気づけるために現地に積極的に向かわれ行動されている笑福亭松喬師匠にお出で頂き、落語会を開催し、最後に被災されました専能寺の足利御住職様に御法話をいただきました。「もう思い出したくないんですがね・・・」と苦しい胸の内をお伝えいただき、まだまだ私たちに出来ることがあると思えたことでありました。
本当に「復興」とよべる日まで、まだまだ時間が必要であると思います。私達に出来ることを考え、これからも復興支援を続けて行こうと会員一同誓ったことでありました。