慈光照護の下、門信徒の皆様におかれましてはご清祥にてお過ごしのこと大慶に存じ上げます。又、日頃より当寺護寺発展の為に並々ならぬご尽力を頂いていること、重ねて御礼申し上げます。
寺報「やすらぎ」第35号を門信徒の皆様のお手元へお送りさせて頂きました。今年も夏から冬にかけての諸行事報告など、写真を多めに掲載しお読みいただきやすいように致しました。どうぞご覧下さい。
さて、光陰矢の如しの諺の如く、2013年もあっという間に終わろうとしております。皆様にとって、この一年どんな日々を送られたことでしょうか?
毎年12月12日に、京都の清水寺にて、この一年の世相をあらわす「今年の漢字」が発表されます。私も個人的に注目しているのですが、今年は、「輪」という字になりました。
2020年に東京五輪が開催されること、東日本大震災はじめ、フィリピン、伊豆大島の豪雨被害など各地で起きた災害に対して、支援の「輪」が拡がった事などを反映したそうであります。
私個人的には、「倍」という字ではないかと予想していたのですが、ちなみに応募された中では3位だったそうです。2位はプロ野球を制覇した東北楽天ゴールデンイーグルスの「楽」であったそうです。
「輪」という字で、今年のお寺の様子を振り返ってみますと、総代さん・世話人さん・婦人会の皆さん、他にもお寺を支えてくださる方々が、しっかりとした軸となり、多くのご門徒さんが手を握り、綺麗な「輪」となって、様々な仏事が円滑に運んでいった一年であったと感じております。
混迷を極める時代でありますが、来る新年も、あらためてしっかりと手を握り美しい「輪」となって、お念仏の教えを中心とした日暮らしを共々に送りたいものであります。
2013年も幕を閉じようとしております。若い人も老齢の方も、あらためて、自分の歩んできた人生を振り返り、いただいた命の有り様を、今一度見つめ、年を越してみてください。そして、新たなる年を力強く、共々にお迎えいただきたいと心から願うことでございます。
合 掌