宗祖親鸞聖人への報恩のために、毎年、その忌日の六日前から忌日当日までの七昼夜にわたって営まれる仏事で、御正忌ともいう。現在京都のご本山では新暦により一月九日から十六日まで営まれる。北海道は冬になると雪が降ってお詣りが大変ということもあり、夏から秋までの間に勤められるお寺が多い。また、年間の中で一番大きいお寺の行事で、参詣者の数も一番多い行事であります。当寺の日程は毎年九月五日~七日の三日間お勤め致しております。安楽寺のご門徒であるならば、お一人一座は必ずおまいりするよう心がけましょう。
今年の報恩講の布教使様は、兵庫教区神戸湊組高松寺住職谷川弘顕師に御出講いただきます。先生は、住職課程専任講師(布教使の資格を得る課程)、得度習礼所講師(僧侶の資格を得る課程)のほかに教誨師としてご活躍されております。ひじょうに分かりやすく、そして明快に浄土真宗の真髄を解説してくださいます。私共のお寺として、やっとお約束を交わすことが出来、待望のご来寺となります。是非とも多くの方々に先生の御法話を通して、大切なことに気づかされるご勝縁として、この度の報恩講に御参詣下さいますようお願い申し上げます。