最終日は、「おあさじ」を午前7時30分よりお勤め致しました。報恩講の朝と親鸞聖人の御祥月命日にのみお勤めする「正信念仏偈 行譜」を朝早くからお集まり下さった門信徒の皆様とご一緒にお勤めいたしました。
おあさじ「正信念仏偈 行譜」をお勤め致しました
御文章「ご正忌章」拝読
拝読者 福井県 照護寺 吉田智道 師
お勤めの後に朝からエネルギッシュなご法話を頂戴致しました
法要後、皆さんお楽しみの安楽寺名物「朝食バイキング」と納豆汁をいただきました。朝早くおまいりされますといただけますよ。来年どうでしょうか? たくさんのおまいりをお待ちしております。
ご紹介が遅くなりましたが、今年の本堂のお飾り(お荘厳)は、御本尊が五具足で立華をたてていただきました。毎年総代の粟井さんを中心に立華をたてていただきますが、今年も立派なものをたてて下さり、御本尊の前を美しく飾ってくださいました。 打敷(三角の敷物)・水引(その下掛け)は親鸞聖人750回大遠忌おまちうけ法要の時に新調いただいたものを今年は掛けさせていただきました。 お供物は立華、お仏飯はもちろんのこと、今年は三色餅、お菓子(羊羹・砂糖菓子・スナック菓子、キャンディー)、果物(赤リンゴ・青リンゴ)、をそれぞれにお供えいたしました。また富山県や岩内の親戚寺院からいただきますナシやスイカ、メロンなども毎年お供えさせていただいております。毎年どんなお飾りにしようかと楽しみながらお荘厳させていただいております。
御本尊のお荘厳
御代前荘厳
御開山前荘厳
左余間(当山歴代住職)荘厳
ご門徒の皆様からお預かりした御懇志は、このように帳場の皆様が手書きで記入され、ご掲示させていただいております。
ご法中の皆様、御参詣の皆様、ご一緒に声を合わせ「宗祖讃仰作法」をお勤めし、 三日間お勤めさせていただいた報恩講最後のお勤めをさせていただきました。 最後の『御礼言上』にて法要が無事終了し、当寺を代表して住職・坊守・総代・婦人会から布教使様、ご法中の皆様へ御礼を申させていただきました。 この度、富山県からお越し下さった藤島先生には、父(前住職)の代には叶わなかったご縁を結ばせて頂き、役目を代わりに果たせた安堵感から涙致しました。これからも大切なご法体、ご自愛いただき、ますますのご活躍を願うばかりであります。有難うございました。
最後のおとりつぎをされる藤島先生
藤島先生に最後のおとりつぎをいただき、三日間、全九座にわたり浄土真宗の肝要なるところをお紐解きいただきました。本当に尊いご縁をいただけたこと感謝しております。有難うございました!
報恩講ラリーを完走された皆さんです! おめでとうございました!!
今年も三日間、私達浄土真宗の門徒にとって一番大切な仏事である報恩講、宗祖親鸞聖人のお徳を偲び、報恩の姿勢をあらわす大切なお講(集まり)を無事にお勤めすることが出来ました。今後も工夫を重ねて、初めてお寺を訪れた方々も気安くおまいりできるような空間作りを心がけていきたいと考えております。これからも多大なご尽力ご協力をお願いすると存じますが、年間で一番大切な行事です。安楽寺のご門徒ならば、お一人一座は必ずお詣りいたしましょう!総代さん、世話人さん、そして婦人会の皆様には、大変篤いご協力をいただきました。心より感謝申し上げます。有難うございました。
(住職記)
宗祖親鸞聖人への報恩のために、毎年、その忌日の六日前から忌日当日までの七昼夜にわたって営まれる仏事で、御正忌ともいう。現在京都のご本山では新暦により一月九日から十六日まで営まれております。京都の本山、地方の別院(直属寺院)、そして一般寺院、近年、北海道では少なくなりましたが、ご門徒のお宅でもお勤めされるという、ひじょうに珍しい四層構造で営まれる仏事であります。北海道は冬になると雪が降ってお詣りが大変ということもあり、夏から秋までの間に勤められるお寺が多く、また、年間の中で一番大きいお寺の仏事であり、参詣者の数も一番多い行事であります。当寺の日程は毎年九月五日~七日の三日間お勤め致しております。安楽寺のご門徒であるならば、お一人一座は必ずおまいりするようお願い致します。