去る10月24日、隣町、白石の興徳山 乗善寺様が開教100年という大きなる節目をお迎えされました。父の時代から大変長い間、会奉行として乗善寺様のご法要のお手伝いをさせていただいておりますが、私自身もこのご勝縁に遇えた慶びは量り知れないものがありました。
乗善寺開基住職様の記録によりますと、大正3年頃にこの白石村に多数おられた本願寺派のご門徒が、聞法の場を求め、当寺の西本願寺別院輪番、長尾雲龍師に願い出て、大正4年4月に現在の境内地を北川作吉氏よりご寄進いただき、同年7月に「西本願寺白石説教所」として開設をされたのがはじまりであります。昭和18年2月に寺号公称認可となり、「乗善寺」というお念仏の道場が誕生したのであります。
現在では、ご法要の度に満堂となるお寺、そして多くの篤信のご門徒をお育てになっておられます。
開教以来百星霜、幾多の辛酸を嘗め、今日のこの繁昌は歴代住職、坊守のご努力、御教化はもとより、お寺をお支え下さった多くの門信徒のおかげと、頭が下がるばかりであります。今後もお念仏によって支えられ、励まされ、お念仏に結ばれる心の絆を大切に、門信徒一丸となって、お念仏の相続、護寺発展に力を注がれることを願うばかりであります。この度は誠におめでとうございました!!
(住職記)
昭和16年頃の乗善寺様本堂伽藍
美しく飾られた本堂内陣
この度の記念事業で綺麗に整備されました
ご出勤前のご法中の皆様(天気がいまいちで残念でしたね)
祝賀会にてご挨拶される
乗善寺住職 藤田善昭 師