お盆 令和2年7月下旬~8月16日/安楽寺六角堂役員参拝 8月12日/盂蘭盆会 8月16日

 今年のお盆参詣は、新型コロナウイルス感染症拡大予防のために、参詣期間を長い日程とし、なるべく一日の接触機会を減少させるために7月中旬からご門徒の皆様のお宅へ参詣させていただきました。
 正直、今年はコロナの影響もあり、お盆のおまいりを中止されるお宅が多いだろうと予想しておりましたが、「お盆くらいはおまいりして欲しい」とのお声を大変多くいただき、例年と変わらない感じでおまいりさせていただきました。
 今年も暑い日が続きました。感染予防のためにマスク着用のままでお経をあげなければならず、なかなか苦しいお盆参詣でしたが、事故もなく無事にお盆参詣に歩くことが出来、ホッとしております。ご門徒さんをはじめ、法務員さん、お手伝いをいただきました方々に感謝です。 

皆さんマスクをつけて集合して頂きました

永代納骨所   安楽寺六角堂

全員マスクをつけておまいりしました

永代納骨ご遺族焼香

永代納骨ご遺族焼香

永代納骨ご遺族焼香

法要終了後ご法話をさせていただきました

永代納骨をされましたご遺族の皆様

役員焼香

 8月13日から16日までが、納骨堂での参拝期間となります。毎年おまいりに来てくれるチビッコ達のためにスーパーボールすくいやガチャガチャを用意しているのですが、これも新型コロナウイルス感染症拡大予防のために中止とさせていただきました。また、例年は納骨堂の維持懇志をおまいりの際に納めていただいておりましたが、これも受付して下さる門徒推進員の皆様の安全を考え、今年は受付を設けずに、全て振込対応とさせていただきました。門信徒の皆様にはご不便をお掛けして、大変申し訳なかったと思っております。

 春先はまだコロナウイルスがどういうものか、治療法も明確ではない時期でしたので、とにかく最善と思われる事を行い、夏のお盆におまいりされる方々が安心して来られるように、手指消毒用のアルコールや体温検知器などを用意して徹底して感染予防に取り組みました。ソーシャルディスタンスをはかり、読経受付も飛沫防止の為に手製で作製しました。ちなみにビニールは農耕用のものをホームセンターで買ってきました。いま振り返ると、必死になにかしらやっていた感じがします。それだけ恐れていたのでしょうか・・・。
読経も「3密」を避けるために、「本堂」、「納骨堂」、「安楽精舎」の三つの部屋を準備して、人が混み合わないよう工夫しました。特に1階のホールは例年だと維持懇志の受付や待合で混み合うので、「ホール」での読経は行わないようにいたしました。
 お盆期間中にどれくらいの方々がおまいりにいらっしゃるのか、カウントを取っていたのですが、一日に450名ほどの方々が納骨堂におまいりされていることが分かりました。そんなところからも今後の感染予防対策をしっかり行っていかなければならないと心新たにしたことでありました。

お盆期間中のウエルカムフラワー(住職)

お盆期間中のウエルカムフラワー(粟井総代)

読経する部屋を三つ用意し、イスの間隔を空け、御焼香もすべて出焼香にさせていただきました。

納骨堂

盂蘭盆会法要

8月16日はお盆の締めくくりとして「盂蘭盆会(うらぼんえ)」を毎月の命日講と併修しお勤めさせていただいております。今年も、大切な方を亡くされて初めてのお盆を迎えるご遺族の方々が大変多くご参詣されておりました。ソーシャルディスタンスをはかり、本堂と第2会場として1階のホールを用意し、密にならない工夫をさせていただきお勤めいたしました。布教使には毎年ご縁をいただいております平岸大乗寺住職 打本大志師にご出向いただきおとりつぎを頂戴しております。今年も身近なお話から分かりやすくいご法話を頂戴いたしました。

第1会場の本堂

第2会場となったホール
本堂の映像と音声を流しておまいりいただきました

大切な方を亡くされたご遺族の皆様に代表焼香をいただきました

法要終了後 住職よりご挨拶

大乗寺住職 打本大志 師

ご遺族をはじめ、ご参詣いただいたご門徒の皆様、真剣な眼差しで先生のご法話に耳を傾けておられたのが印象的でした

布教用飛沫防止アクリルパーティション

 8月20日は毎年、当寺を会場に御隣山の真宗大谷派 智徳寺様、真宗興正派 大行寺様に御出向いただき、厚別区の開拓功労者・戦没者の方々を偲び追悼法要をお勤めしておりますが、この法要も新型コロナウイルス感染症拡大予防の観点から中止とさせていただきました。
 今年のお盆を無事にお勤めすることが出来、本当に安心しております。いろんな場面でいつも通りではありませんでしたが、門信徒の皆様のおかげで、事故も無く、無事にお盆という大切な仏教週間をお勤めさせていただくことが出来ました。有り難うございました。
 今後も新型コロナウイルス感染症拡大予防に講じて、法要行事を勤めて参りたいと思います。(住職記)

この記事が掲載されている寺報やすらぎ