宗祖親鸞聖人報恩講 平成27年9月6日② 大逮夜法要

大逮夜法要

 午後1時半より相焼香 江別市眞願寺御住職御導師のもと大逮夜法要をお勤めさせていただきました。

御導師をお勤めいただきました眞願寺御住職

昨年新設したプロジェクターとスクリーン
法要案内や御講師の案内などをその都度映写しました。今年も活躍してくれました

大逮夜法要は三日間のご法要のクライマックスと言って過言ではない程、大切な位置づけをされているご法要であります。相焼香の眞願寺様には、最高の法衣である七条袈裟を御着用いただき毎年御導師をお勤めいただいております。

 大逮夜法要は「五會念仏作法(ごえねんぶつさほう)」を依用致しました。御本尊 阿弥陀如来様の周りをくるくると回り、花びらを模した華葩(ケハ)を撒き供え仏徳を讃嘆させていただきました

 お寺さんがお経を読みながら御本尊の周りをくるくる器用に回っていると思われたかと思いますが、実は左の写真の手前で鉢を持っている石山 善住寺住職さんが鉦鼓(しょうこ)という打楽器を打って動作の合図をおくって下さっているのです。全て彼のコントロール下にある作法であり、ひじょうに責任重大なポジションを勤めてくれました(顔もいつになく真剣に見えますね)

大逮夜法要もたいへん大勢のおまいりをいただきました ありがとうございました

 昨年に引き続き、この度の報恩講も総合司会を佐藤さんにお願いいたしました。法要の意義やお勤めする作法などを詳しくご説明いただき、参詣いただいた門信徒の皆様方、声を揃えて喜んでおられました。佐藤さん来年もよろしくお願いしますね。
 そして、今年の大逮夜法要にかわいらしいお嬢さんがおまいりしてくれました。
川沿 寶流寺住職のご長女、柴田利夢(りむ)さんです。今年の夏に得度(とくど)され僧侶となられました。勉強を兼ねておまいりしてくださいました。有難うございました。

毎年法要終了後に、雅楽の音色で毎座ご法要を盛り立ててくださっている雅楽のメンバーひとり一人に近況報告などをしていただいております。これも大逮夜法要の楽しみの一つになっています。

雅楽を奏で、法要を盛り上げてくれた同期の仲間達、後輩達、今年も有難うございました
上段右から西区大念寺 久朗津さん、富山徳成寺 須加さん、福井瑞應寺 寶閣さん、富山妙宗寺 長岡さん、石狩信教寺 石田さん、下段右より新琴似浄光寺 青山さん、福井照護寺 吉田さん、石山善住寺 藤井さん


法要終了後に、藤島先生より二席にわたり、報恩講中日のご法話を頂戴いたしました。先生はイスに腰掛けられてお話しをされますが、これは、聞いてくださっているご門徒の皆さんと同じ目線となって、様々なことを感じ取りたいという思いから生まれたスタイルだそうで、またまた先生の奥の深さをあらためて感じさせていただいたことでありました。

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