十勝山 光心寺第三世住職本葬 令和4年8月19日

 去る7月9日、行年91歳にて往生の素懐を遂げられました叔父であります十勝山光心寺第三世住職 桃井澤昭法師の本葬が8月19日にお勤まりになりました。当寺から総代長さん、婦人会の皆さんとご一緒におまいりをさせていただきました。
 師は昭和34年に私の叔母(当寺第三世住職の妹)三千世さんとご結婚され、大変長い間、親しくご縁を戴いておりました。
 今年のゴールデンウイーク前に体調を崩され、家族一同大変心配しておりました。ちょうど6月28日に光心寺さんの報恩講におまいりすることが出来た際に、お見舞いに行くことが出来ました。お話しすることは出来ませんでしたが、叔母が「ちかちゃんが来てくれたよ。」と声を掛けると足を動かしたりして、意思表示をしてくれました。手を強く握らせてもらい、後ろ髪を引かれる思いで帰路についたことでありました。
 美味しいお酒や、美味しい食べ物が好きで、会食をしながらにこやかな優しい眼差しで話しかけてくれたお姿が目に焼き付いております。
 京都のご本山への当寺団体参拝旅行にも何度かご参加下さり、バスが休憩所に入る度に一緒に行った皆様にお菓子を買ってくれたり、おいしそうなものがあると手からあふれるくらい購入されてバスに戻ってこられたり、本当に好奇心が旺盛で、これが長生きの秘訣なのかなと想像したことを思い出します。
 当寺門徒総代の粟井さんとちょうど年齢が同じで、いつも合う度に「同級生、同級生」と言って親しくご縁を戴いておりました。本葬の婦人会から奉献された弔辞の中でも、ご門徒さんと親しく接しながら、一緒に法要の準備をしたり、境内の整備をしたり、住職自ら行動される姿が有り難かったというお言葉を述べておられました。
 大変人徳のあるお人柄でありました。今後は仏様となられいつでもどこでも私達を照らし続けてくれることでしょう。ご家族におかれましては寂しい年越し、そして新年を迎えることと思います。叔父さんの思い出をたくさん語って下さい。意を尽くせませんがご報告とさせていただきます。
 長い間お世話になりました。有難うございました。 合 掌 (住職記)

大勢のご門徒さんがおまいりされていました

ご本山からの弔慰状を戴く現住職

最後に現住職が涙ながらにご会葬いただきました皆様へ
ご挨拶がございました

帰路の途中でいつもお世話になっております
穂別真光寺さんに立ち寄らせていただきました
前住職様にお目にかかれて良かったです

お庭も素晴らしかったです!

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