北海道教区門信徒研修会「聞法の集い」 令和4年5月25日

 去る5月25日(水) 午後1時より本願寺札幌別院及び各個人宅、各ご所属の御寺院様などに於きまして参集とオンラインのハイブリッド形式で、北海道教区門信徒研修会「聞法の集い」が開催されました。
 ご講師には昨年の拙寺報恩講に御出向いただきました兵庫教区 神戸湊組 高松寺 谷川 弘顕 師をお迎えいたしました。
 コロナ禍3年目をむかえ、教区内御寺院様に於いて未だ行事やお座を開座することが難しい状態が続いていること、門徒総代会、仏教婦人会連盟、仏教壮年会連盟の活動もストップしたまま、そしてある門信徒の方か、まさに「ご法話に飢えている状態ですね。」というお声もいただいておりました。
 北海道教区の研修プログラム実行部会にて、喫緊の課題として、まず安心した状態で「おとりつぎ」という本当にクラシカルなスタイルで、「御法話」をいただく機会を早急に作らなければならないと考え、けじめとして少しずつ布教のご縁を減らすとお誓いになられている谷川先生に、無理を言って北海道までお越しいただいた次第であります。
 報恩講の際に、先生も一昨年の春、布教や研修会の講師などのご依頼が次々と中止になる中で、いわゆる「コロナ鬱」の状態をご経験されたとお話し下さいました。
 そしてそこから脱却できたのは、「お法り」であったことは間違いありません。そのご縁を通して、門信徒の皆様に大切なご教示をいただけるご縁にきっとなるであろうと考え、実現したことでありました。
 総合司会を仏婦連盟、開式にあたってのご挨拶を門徒総代会から、そして会の締めのお言葉を壮年会連盟からいただき、僧侶、門徒一丸となって築き上げた研修会でありました。
 前座として、今大変話題になっている、「新たな伝道方法の模索」をされ、結成された漫才法話集団「ナンマンライフ」から「シミーズ」のお二人にもご協力をいただき、研修会の前に漫才法話をいただきました。この日のために書き下ろした新ネタをご披露下さいました!皆様大うけでしたよ!
 少しずつですが、世の中が日常を取り戻そうという雰囲気になっていることを感じております。これからも感染拡大予防を講じながら、お寺の世界も少しずつ日常を取り戻して参りましょう。そんなきっかけを作る意義深いご縁となりました。
 ご参加いただきましたご門徒様、Youtubeでご視聴いただきました皆様、そして開催に当たりご協力を賜りました多くの方々に感謝申し上げます。
(住職記)

多くの方々に会場まで足を運んでいただきました

シミーズのお二人(8月5日の当寺常例にも来てくれます!)

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