春季彼岸永代読経会 令和4年3月20日~23日 初日

 春のお彼岸のご法要である「春季彼岸永代読経会法要」を例年通りの日程で、お中日の21日から結願の24日までの四日間お勤めさせていただきました。
 いつもの春のお彼岸の法要の際には、様々な催しを行っておりました。一昨年はコロナ禍により役員のみの参拝、昨年は四日間の日程に戻し、新型コロナウイルス感染症拡大予防を講じながら、「令和2年年7月豪雨」の復興支援物産展と、いつもお世話になっております「あみだ堂仏具店」の出店のみを開催いたしました。少しずつ元の姿に戻していきたいと考えておりますが、まだ「おとき」(食事)は難しい状況であると判断し、今年も飲食は中止とさせていただきました。
 この度の春季彼岸のご法要に際し、江戸時代からご本山西本願寺の前でお店を営み、当安楽寺とも大変ご縁の深い「伊吹新八商店」さんに京都からお越しいただき、本場のお念珠等の販売を行っていただきました!
 コロナ禍により、ご本山はもちろんのこと門前町にも人の姿は少なく、ひじょうに厳しい状態が続いているというお話しを伺いし実現したご縁でありました。
 このご縁に多くの門信徒の皆様に大変温かいお心をいただき、感謝しております。
 また、ご門徒さんから「コロナになって全く笑ってないわあ・・・」という声を聞き、一昨年はやむなく中止をいたしましたお寺で行う落語会「おてらくご」を林家とんでん平さんをお招きし、昨年から再開をいたしました。
 今年も、しっかりと感染対策を講じて「おてらくごVOL・5」を同じく林家とんでん平さんをお招きし開催いたしました。今年も聞き応えのあるエネルギッシュなお噺をいただきました。有難うございました。
 布教使は皆様お馴染みの、増毛 西暁寺住職 藤 順生 師に御出向いただき四日間に亘りおとりつぎいただきました。今年も初日は「高座説教」をいただき、ご参詣いただいたご門徒の皆様、大変喜んでおられました。
 いつもの通り写真を多く掲載し分かりやすくいたしました。ご覧下さい。(住職記)

親鸞聖人700回大遠忌法要(1961年)の際の門前町の様子(左手前に伊吹新八商店の看板が見えます)

「初日」3月21日

伊吹さんには京都から沢山の商品をお持ちいただき出店下さいました

今年の御本尊前の供華は、総代の粟井さんがウクライナの平和を願い、そのウクライナの国旗に合わせたカラーで活けてくれました!

コロナ禍で規模縮小とはいえ、さすがに春のお彼岸はたくさんのご参詣をたまわりました

初日は「仏説無量寿経」をお勤めいたしました

住職挨拶

九代目伊吹新八商店 店主 伊吹明希子さんにご挨拶をいただきました

初日は「高座説教」をいただきました

布教使 増毛 西暁寺住職 藤 順生 師

お休み時間もお店はとてもにぎわっていました

林家とんでん平さん

 昨年に引き続き、ご門徒さんだけの、小規模な落語会ではありましたが、皆さん大変喜んでくれました。
 最後に黒子が登場し木戸銭を集めてくれました。こちらは全てウクライナの平和を願い、そして大変な思いをしている子供達のために使って頂けるように大使館へ直接送金いたしました。

この記事が掲載されている寺報やすらぎ