秋季永代読経会 令和6年11月28日~30日 その1(11月28日)

 去る11月28日~30日の日程で、「秋季永代読経会法要」をお勤めいたしました。この法要は、先立たれた門信徒の皆様の大切な方々を通して、気づかせていただいたことが沢山あることと思いますが、その中でも自分のいのちの行く末を考えるご縁をいただけたことが、一番大きな出遇いではないかと思います。それを仏法に照らし合わせながら、この一度きりの人生をどう歩ませていただくかを考える大切なご縁であると私はいただいております。
 そして、お寺では大切な方を亡くしたもの同士が良き友(朋友 ほうゆう)となり、そこでも別れの縁が今年は大変多く、この法要は私にとっても、お寺にとっても大切な方を偲ぶお寺を上げてのご法事だと位置づけ、この度はお勤めをさせていただきました。亡き人を偲びながら仏法、そして浄土真宗のみ教えをお聞かせいただく大切な三日間のご縁でありました。 
 この度は、久しぶりに叔父である、お三方にお越しいただき、おとりつぎをいただきました。(初日 赤平 常照寺住職 佐々木重昭 師・二日目 上幌向 隆王寺住職 家郷宗隆 師・最終日 篠路 浄土寺住職 佐々木光明 師)
 三人三様、それぞれの個性を持っておとりつぎをいただきました。今年は偶然にも、長男・次男・三男の並びとなり、子供の頃から親しんで下さっているご門徒の方もいらっしゃって、ひじょうに和やかな中に仏様のお徳をお聞かせいただく三日間となりました。 また会中、キッチンカーやあみだ堂さんのご協力をいただき、おまいり以外にも楽しくお過ごしになれるようご協力をいただいたり、今尚、様々な支援が必要とされている能登半島地震復興を目指し、開催した呈茶接待の売上げの全てを復興支援金としてお送りしたいという私の願いに、おまいりいただきましたご門徒の皆様、大変多くのご協力をいただきました。この場をお借りして御礼申し上げます。
 この度も三日間の模様を分かりやすく、画像を多く掲載してお伝えします。 (住職記)

〈第一日目〉(11月28日 お勤め「仏説無量寿経」)

 この度も総代の粟井さんがお供えのお花を活けてくれました。なかなか欲しかったお花が手に入らなかったようですが、「今年で最後だぞー」といつものセリフを言いながらキレイに活けてくれました笑笑

キッチンカーの皆さんもたくさん来てくれました!

あみだ堂仏具店の出店

永代経顕彰額

今年の御本尊荘厳

落雁・赤リンゴ・青リンゴ・みかん・銀杏

←こちらのみかんは、春までお勤めいただきました藤岡君から贈られた「大島みかん」です。お供えさせていただき、最終日におまいりいただきました皆様にお下がりとして差し上げました 藤岡、ありがと~!

 午後1時半となり、初日は浄土三部経から「仏説無量寿経」を皆様とご唱和いたしました。なかなか読み慣れない難しいお経で、スピードもかなり早いですが、今年も皆さん頑張ってついてきてくださいましたね!ありがとうございます!  

法要第一日目はご門徒の皆様と「仏説無量寿経」をお勤めいたしました

初日から多くのご参詣を賜りました

読み慣れない + もの凄いスピードで皆様大変だったと思いますが、何とかついて読んでくれていましたね!

法要終了後 住職よりご挨拶

布教使 赤平市 常照寺住職 佐々木重昭 師

 今年も初日からたくさんのご参詣をいただきました。大変和かな空気の中、先生の軽快なおとりつぎと聞いている方を飽きさせない話術で、分かりやすく永代経の意味合いと浄土真宗の深きところをご解説いただきました。
 初日のご縁、無事に終了させていただきました。たくさんのご参詣を賜りましたこと厚く御礼申し上げます。有り難うございました。

この記事が掲載されている寺報やすらぎ