秋季永代読経会 令和6年11月28日~30日 その3(11月30日)

最終日(11月30日 お勤め「仏説阿弥陀経」)

 最終日の午前中に、第55回厚別幼稚園発表会が開催されました。午後からの法要にご参詣されるご門徒さん数名が、こども達のかわいらしい姿をご覧になって下さいました。長いコロナ禍で、なかなか通常通りの開催とはいきませんでしたが、昨年よりいつもの形に戻して、保護者の方々以外の方にもご覧いただけるよう開催しております。ご覧になっていただきましたご門徒のみなさん大変喜んでおられましたね。
 さて、秋季永代読経会の最終日は「永代経開闢法要」を毎年併修させていただいております。この一年間で別納永代経懇志をお納めいただきました方々を対象としたご法要となります。大切な方との別れの縁の中でお聞かせいただいたお念仏のみ教えが、永代にわたりこの安楽寺から聞こえ、そして念仏の道場として栄えますようにと願いながらお勤めをさせていただきました。

永代経志納者焼香

 最終日は皆様と浄土三部経から「仏説阿弥陀経」をお勤めいたしました。阿弥陀経はもう皆さん慣れておられますので、しっかりついて読んでくださいました。
 法要終了後、住職よりご挨拶をさせていただきました。永代経開闢法要の「開闢(かいびゃく)」とは、亡き人をご縁として浄土真宗の門徒としての新たな歩みが始まる大切なご縁であるという旨のご挨拶をさせていただきました。対象の皆様に記念品をお渡しし、少しの休息後、布教使様より最後のおとりつぎを二席いただきました。

法要終了後 住職よりご挨拶

布教使 篠路 浄土寺住職
佐々木光明 師

 三日間のご縁が無事に終了いたしました。この度はスクリーン・プロジェクターを用いて、布教使様より大変分かりやすく浄土真宗の肝要なところをお紐解き下さり、大切なことをお伝えくださった先人を偲び、永代経の心をおとりつぎくださいました。
 この度は三人の叔父から大切なご縁を賜りました。まずは大事なご法体であります。ご自愛いただき、またのご縁を楽しみにしております。この度は誠に有難うございました! (住職記)

永代経とは

 本来は永代読経の意味で、寺院において故人の命日などに永代にまで読経することである。  
 一般の寺院では春秋に期日を定めて永代経法要を行う。他宗では追善供養の為とされるが、浄土真宗では追慕とともに、自分自身がお法り(仏様の教え)を聞く機会として意味づけられている。

結びに

 法要終了後の恒例行事、総代さん、世話人さん、婦人会、壮年会の皆さん総出で後片付けや、門信徒の皆様からお集めさせていただいた御仏供米を米袋に詰め直し、これからの行事でお供えする大切な御仏飯としてお預かりいたしました。温かいご協力本当に有り難うございました!

この記事が掲載されている寺報やすらぎ