秋季永代読経会 令和2年11月28日~30日 ③11月30日

最終日(11/30 お勤め「仏説阿弥陀経」)

 最終日は、この永代読経会法要に併せて、この一年間で永代経懇志をお納めいただきました方々を対象とした「永代経開闢法要」をお勤め致しました。
 大切な方との別れの縁の中でお聞かせいただいたお念仏のみ教えが、永代にわたりこの安楽寺から聞こえ、そして念仏の道場として栄えますようにとの志をお納めいただきました皆様と共にお勤めをさせていただきました。

最終日は浄土三部経から「仏説阿弥陀経」を皆様とお勤め致しました。

最終日の法要に際し法務員の暉峻君と藤岡君に鐃鉢(にょうはち)を打っていただきました

三日間ご出勤いただいた佐々木君と佐藤さん

永代経をお納めいただいた門信徒の皆様を顕彰する「永代経顕彰額」の前でお焼香し登礼盤させていただきました

開闢法要に該当する門信徒の皆様には、おまいりをいただきました方々を代表して、前方にお座りいただきご一緒にお勤めさせていただきました

「永代経顕彰額」
今年も秋の味覚をお供えさせていただきました。青リンゴ・柿・リンゴ・栗・クルミ・銀杏

開闢法要に該当する門信徒の皆様に「永代経顕彰額」の前で代表焼香いただきました

コロナ禍の中にあっても、お荘厳だけは気を抜くわけにはいきません。今年も総代の粟井さんが、「今年で最後だな~」と毎年聞く台詞をはきながらお華をたててくれました。今年も華やかなお華でした!
お供物は秋の味覚が中心となりましたが、特に境内の銀杏が今年は豊作となり、お供えはもちろんのこと、12月16日の婦人会報恩講で「銀杏ご飯」がたくさん作れそうです。お土産でお持ち帰りいただく予定です。
打敷は「開教130年」を記念して作製いただいたものをお掛けいたしました。

御本尊お荘厳(五具足)

御本尊お荘厳(左からお菓子・銀杏・柿・青リンゴ・リンゴ)

親鸞聖人前お荘厳(五具足)

御本尊お荘厳(三具足)

 法要終了後、住職より永代経開闢法要にあたりご挨拶をさせていただき休憩となりました。この三日間、法要終了後に換気を行い、ご法話の一席目が終わるとまた換気。ご法話二席目が終わるとまた換気という感じで、寒さを我慢していただきながらしっかりと感染対策を行いました。三日間、「はい、換気しますよ-我慢して下さい!」と言って、なんだか楽しみながら行えましたね!
 加湿器と空気を循環させるサーキュレーターもフル稼働でした!

新しいご門徒さんの「荒井」さん。なんと総代の粟井さんと同い年!しかも「あらいさん」と「あわいさん」で一文字しか違わないと二人で喜んでおられました!

出勤前にパチリ!

最後の名和先生のご法話は、普段の日常から分かりやすく、浄土真宗の真髄をお紐解き下さるスタイルでありました。門信徒の皆様、先生の温かい雰囲気の中で、頷いたり、大事だと思われたところはメモを取ったりしておられましたね。本当に良きご縁をいただきました。誠に有難うございました。

2020秋季永代読経会布教使 三笠市 善行寺 名和 康成 師

法要終了後、恒例行事ではありませんが、総代さん、世話人さん、婦人会、壮年会の皆さん総出で後片付けや、門信徒の皆様からお集めさせていただいた御仏供米を米袋に詰め直し、これからの行事でお供えする御仏飯として、またこの度は、児童養護施設へお送りさせていただきます大切なお米としてお預かりいたしました。温かいご協力本当に有り難うございました。今年はコロナ禍の中ではありましたが、今できる形をで皆さんと共に知恵を絞り、無事に秋季永代読経会法要をお勤めすることが出来ました。有難うございました!

永代経とは

本来は永代読経の意味で、寺院において故人の命日などに永代にまで読経することである。  
一般の寺院では春秋に期日を定めて永代経法要を行う。他宗では追善供養の為とされるが、浄土真宗では追慕とともに、自分自身がお法りを聞く機会として意味づけられている。

この記事が掲載されている寺報やすらぎ