春季彼岸永代読経会 令和3年3月20日~23日 初日

 昨年は新型コロナウイルス感染症拡大によりお中日のみ、総代さん、各教化団体の会長さんにご参詣いただきお勤めいたしました春のお彼岸のご法要である「春季彼岸永代読経会法要」を今年は感染者数が落ち着いていたことからお中日の20日から結願の23日までの四日間お勤めさせていただきました。いつもの年であれば様々な催しを四日間行っておりましたが、今年は、お食事等は中止とし、昨年7月に熊本県を中心に発生した豪雨水害の復興支援物産展と、いつもお世話になっております、あみだ堂仏具店の出店のみ開催をいたしました。また、月忌まいりに歩いた際に、あるご門徒さんから「コロナになって全く笑ってないわあ・・・」という嘆きの声を聞き、これはマズいと思い、昨年やむなく中止いたしましたお寺で行う落語会「おてらくご」を林家とんでんへいさんをお招きし、しっかりと感染対策を講じて開催いたしました。とんでんへいさんもこちらの意をくみ取ってくださり、ノンストップで90分一席お噺下さいました!エネルギッシュな方でした!かなり聞き応えがあったと思います。有難うございました。
 布教使は昨年は残念なことになりましたが、増毛 西暁寺住職 藤 順生 師に御出向いただき四日間に亘りおとりつぎいただきました。初日は「高座説教」をいただき、ご参詣いただいたご門徒の皆様、大変喜んでおられました。写真を多く掲載し分かりやすくいたしました。ご覧下さい。(住職記)

初日 3月20日

内陣荘厳

令和二年七月豪雨復興支援物産展

あみだ堂仏具店展示即売会

色花を使ったお華

永代経顕彰額

今年はいろんなお菓子をお供えさせていただきました

規模縮小とはいえ、さすがに春のお彼岸はたくさんのご参詣をたまわりました

初日は「仏説無量寿経」をお勤めいたしました

コロナ禍でお焼香は全て出焼香とさせていただいております

お休みということもあり娘も一生懸命お勤めしてくれました!

経切り太鼓も入り賑やかなお勤めです

法要終了後、住職より開座にあたりご挨拶をさせていただlきました

初日は「高座説教」をいただきました

布教使 増毛 西暁寺住職 藤 順生 師

「高座説教」でも身体全体を使い、顔の表情を変えて、分かりやすくおとりつぎくださいました!

「高座説教」という貴重なご縁をいただきました 最後は御文章をご拝読いただき初日のご縁が終了いたしました

「おてらくご」開催にあたり住職よりご挨拶をさせていただきました

林家とんでんへいさん

林家とんでんへいProfile
1978年初代林家三平の芸の迫力を目の当たりにし、入門を決意し、小樽~東京間1,000kmをリヤカーを引いて入門の旅を行う。
1980年8月林家三平最後の弟子になる。三平没後、林家こん平門下へ。
1986年7月に東京~沖縄(与那国島)2,000km 高座付きリヤカーで落語行脚。
1990年に手話落語を手掛ける。同年、本州一周4,000km 高座付きリヤカーで手話落語行脚。
1992年4月に子供の転地療養の為、福島県いわき市に移住。
1994年真打昇進。
1996年3月に子供の治療の為、北海道札幌市に移住。
2000年7月子供の事からさらに福祉活動に興味を持ち、札幌市議会議員に当選。厚生常任委員会副委員長などを務める。
2003年5月〜2015年4月の間、札幌市議会議員3期12年務める。

耳に障害のある方々のために生み出した「手話落語」もご披露くださいました!とんでんへいさんは社会福祉活動も勢力的に取り組まれています!

 本来であれば、地域の方々にもお寺を開放して開催したかったのですが、感染症の状況を考えますと広くお知らせすることが出来ませんでした。いま私達には「笑い」が必要と考え、小規模ではありましたが「おてらくご」を開催して良かったです。参加してくださった方々も喜んでくれました。早く安心していろんな催しをしたいなあとあらためて感じた初日でありました。

この記事が掲載されている寺報やすらぎ