お盆・安楽寺六角堂役員参拝・盂蘭盆会 令和5年7月下旬~8月16日

 今年もご門徒の皆様のご自宅にてお勤めをするお盆参詣は、新型コロナウイルス感染症拡大予防の観点から一日の接触機会を少なくする為に参詣期間を長い日程とし7月下旬からご門徒の皆様のお宅へ参詣させていただきました。
 今年の夏は危険な暑さとなり、マスクを着用してのお勤めは大変苦しいものがありましたが、法務員さんやお手伝いいただきました方々のお陰で、無事にお盆参詣を勤めることが出来ました。

お盆参詣は、厚別を離れたご門徒さんのところへ年に1回おまいりさせていただきます。かなり遠方へも向かいますが、こんな田園風景が疲れた身体を癒やしてくれます。

連日の猛暑で車の温度計は常に35度以上をさしていました

 今年も8月12日の総代会、そして世話人会を開催いたしました。議題は9月にお勤めする「親鸞聖人御誕生850年・立教開宗800年記念慶讃法要」について詰めの会議を催しました。
 終了後、新設された「第3納骨堂」の現場確認を行っていただき、バスにて里塚霊園の「安楽寺六角堂」へ役員総参拝(総代・世話人・婦人会・壮年会のみ)を行いました。

総代・世話人会

総代会

挨拶をされる山根総代長

安楽寺六角堂(永代合葬墓)

ご遺族、役員の皆様にお焼香をいただきました 

 連日の猛暑で、この日もメチャクチャな暑さ、そして危険を感じるような暑さでありました。日傘をさしていただきながらのお勤めでしたが、長く太陽の下にいるのは危険と判断し、おまいりが終わったらすぐにバスのご乗車いただき、お墓を後にしました。
 今年の5月に新型コロナウイルス感染症が法制上、2類から5類へ移行し、マスク着用等かなり緩和されましたが、拡大予防の観点から、納骨堂へおまいりされる皆様には、分散してお越しいただくよう8月5日(土)から16日(水)までを自由参拝期間としてご案内いたしました。
 早めのご案内と門信徒の皆様のご協力により、今年も分散してお越しいただけたことが功を奏し、大きな混乱や混雑する日も少なく、無事に参拝期間を過ごすことが出来ました。
 今年も残念ながらおまいりに来てくれるチビッコ達のために用意している、スーパーボールすくいやガチャガチャも新型コロナウイルス感染症拡大予防のために中止とさせていただきました。また、例年は納骨堂の維持懇志をおまいりの際にお納めていただいておりましたが、これも受付して下さる門徒推進員の皆様の安全を考え、受付を設けずに、全て振込対応とさせていただきました。門信徒の皆様にはご不便をお掛けして、大変申し訳なかったと思っておりますが、ご協力に感謝いたします。

お盆中の常例法座

今年は内陣修復工事中のため1階ホールにてお勤めいたしました

ホールでのお勤め

納骨堂でのお勤め

 他にもおまいりされる方々が安心しておまいりに来られるように、手指消毒用のアルコールはもちろんのこと体温検知器などを用意して引き続き感染予防に取り組みました。読経させていただく場所も「納骨堂」、「ホール」、「安楽精舎」の三つの部屋を準備して、人が混み合わないよう工夫をいたしました。 
 毎年8月16日はお盆の締めくくりとして「盂蘭盆会(うらぼんえ)」を毎月の命日講と併修しお勤めさせていただいております。今年も、大切な方を亡くされてから初めてのお盆を迎えるご遺族の方々が多数ご参詣くださいました。
 布教使には毎年ご縁をいただいております平岸大乗寺住職 打本大志師にご出向いただきおとりつぎを頂戴しております。今年も普段の日常の中から大変分かりやすく浄土真宗の肝要なところをご解説下さりおとりつぎをいただきいました。 

盂蘭盆会法要

 お詣りいただきました皆様全員にお焼香をいただきました。初盆をお迎えになったご遺族の皆様には記念品を贈呈させていただきました。
 法要終了後、住職より一言ごあいさつをさせていただき、布教使様から御法話を二席頂戴いたしました。   

布教使 大乗寺住職 打本大志 師

先生のご法話を一生懸命に聴聞される姿が見れたのが印象的でした

 感染症の不安を抱えながら、今年も無事にお盆をお勤めすることが出来て今はホッとしております。まだまだ日常を取り戻すまでは時間が掛かるとは思いますが、門信徒の皆様をはじめ多くの方々のおかげで、今年もお盆という大切な仏教週間をお勤めさせていただくことが出来ました。有り難うございました。  
 今後も感染症拡大予防を講じながら、皆様が安心、安全を感じられるように、法要行事を勤めて参りたいと思います。有難うございました。

(住職記)

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