最終日は、この永代読経会法要に併せて、この一年間で永代経懇志をお納めいただきました方々を対象とした「永代経開闢法要」をお勤め致しました。
大切な方との別れの縁の中でお聞かせ頂いたお念仏のみ教えが、永代にわたりこの安楽寺から聞こえ、そして念仏の道場として栄えますようにとの志をお納めいただきました皆様と共にお勤めをさせていただきました。
別修永代経をお納めいただいた方々を顕彰する「安楽寺永代経額」の前で御焼香する住職
対象者の皆様には法要中、右余間に御安置した「永代経額」の前でお焼香を賜りました
布教使 富山県 妙傳寺 四下 順文 師
布教使の四下先生におかれましては、前日富山から北海道へお越し頂いたのですが、布教でのはじめての出向ということもあり、ひじょうに緊張していると仰っておりました。よく眠れなかったとのことでしたが、確かに1席目はこちらにも緊張感が伝わって参りましたが、だんだんと雰囲気に慣れていくうちに、富山弁がバンバンでてきて、門信徒の皆様、笑みを浮かべながら、ご聴聞されておりました。
四下先生のご法話は、日常生活の中から分かりやすく、浄土真宗の真髄をお紐解き下さるスタイルでありました。門信徒の皆様も、富山弁の温かい雰囲気の中で、頷いたり、大事なところはメモを取ったりしておられました。
この度のご縁、誠に有難うございました。
法要終了後に、総代、世話人さん、婦人会、壮年会の皆さん総出で後片付けや、門信徒の皆様からお集めさせていただいた御仏供米を米袋に詰め直し、これからの行事でお供えする御仏飯として、またおときで皆さんと頂戴する大切なお米として保管致しました。ご協力有り難うございました。今年も無事に永代読経会法要、終了致しました。
本来は永代読経の意味で、寺院において故人の命日などに永代にまで読経することである。一般の寺院では春秋に期日を定めて永代経法要を行う。他宗では追善供養の為とされるが、浄土真宗では追慕とともに、自分自身がお法りを聞く機会として意味づけられている。