仏教婦人会報恩講 令和2年12月16日

 今年最後の大きな行事となります、当寺仏教婦人会主催の宗祖親鸞聖人報恩講を毎月の命日講(16日)に併せてお勤めをさせていただきました。
 今年は残念ながら新型コロナウイルス感染症拡大予防の為、法要を規模縮小、時間短縮で行い、また合唱団シャンティのコンサートや例年開催しておりました小規模製作所の展示即売会やあみだ堂仏具店さんの出店を中止いたしました。来年は何とかコロナが落ち着いて、小規模になっても開催したいと願うことでございます。
 布教使には、昨年の秋季永代読経会法要に御出向いただきました富山県 妙傳寺副住職 四下順文(よつもと じゅんぶん)師でございました。 この度、布教使として当寺へ御出向いただくのは2度目となります。
 先生には、「お寺というのは、もちろん仏様の教えを聞かせていただくところではあるが、人と人を結びつける大切な場である」ことをコロナ禍で気付かされたこと、そして親鸞聖人がお師匠である法然上人から「愚者になりて往生す」というお言葉をいただいた意味を深くご解説下さり、コロナ禍であらためて自分の姿を見つめるご縁をいただけたこと、このお言葉が身体の芯に突き刺さったと浄土真宗の真髄をお紐解き下さいました。
 今年最後の大きなご法要を無事にお勤め出来て心から安堵しております。お寺の活動の中心を担って下さっている婦人会主催の報恩講。今年はなかなか活動が出来にくい状態が続きましたが、まず大切なご法要を規模縮小とはいえ、お勤め出来たこと心より御礼申し上げます。有難うございました。 (住職記)

ご参詣いただきました皆様と共に「正信念仏偈 草譜 和讃 五十六七千万以下六首引き」をお勤めいたしました。和讃が少し難しかったと思いますが、一生懸命ついてきてくれましたね!

感染リスクを下げるためにお焼香は全て出焼香とさせていただいております

住職より挨拶

水口京子会長より挨拶

司会の樋口寿美子副会長

2020婦人会報恩講 富山県 妙傳寺副住職 四下 順文(よつもと じゅんぶん) 師

 法要終了後に住職、そして水口京子会長より法要が開催出来た御礼のご挨拶をさせていただきました。しばしの休憩の後、四下先生よりご法話を二席頂戴いたしました。
身振り手振りで一生懸命おとりつぎ下さいました!富山弁がなんとも心地よく、「富山弁が懐かしいわー! 姑さんを思い出す!」と仰るご門徒さんが多数おられました。

 布教使様の一生懸命なおとりつぎに、おまいりいただいた皆様、真剣に、そして和やかな雰囲気の中で、とても良い空気の中でご聴聞させていただくことが出来ました。有難うございました!
 昨年の1月から婦人会は新しい役員となりましたが、今年は本当に苦難の1年となりました。初めての事ばかりで大変な1年をやっと過ごし、今年はコロナで大変なご苦労があったと思います。まずはゆっくりお休みいただき、新しい年をご一緒にお迎えいたしましょう。本当にお疲れ様でした。 (住職記)
          

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