宗祖親鸞聖人報恩講 令和4年9月5日~7日 9月5日①

 今年も当寺の年間年回最大の仏事である「宗祖親鸞聖人報恩講」を9月5日から7日の日程でお勤めさせていただきました。
 すでにご存じの方もいらっしゃるとは思いますが、9月の頭に当寺住職が新型コロナウイルス感染症に罹患してしまったため、苦渋の決断としてこの度の報恩講は住職並びに坊守、寺族は参列を見送ることとなりました。そのような状況でしたから中止もやむなしという声もありました。ですが報恩講を中止にするわけにはいけない、という総代さん並びに門信徒の皆様のおもいから、形は変わってもお勤めさせていただきました。一昨年よりコロナ禍で規模を縮小していましたが、今回ばかりは法中の皆様にはお休みをいただき、布教使様並びに門信徒の皆様と法務員のみでお勤めする形となりました。報恩講に住職が不在という前代未聞の事態でしたが、親鸞聖人のみ教えをこの報恩講にて再確認したいという思いをもってこの度の報恩講に臨みました。
 会中、布教師様、並びに総代、世話人、婦人会、壮年会、そして門信徒の皆様に多大なご尽力を頂戴いたしましたこと、この場をお借しりて心より御礼申し上げます。
 この度も、写真を多く掲載し、法要の模様をお伝えします。ご覧下さい(法務員 暉峻・藤岡記)

この度の報恩講も粟井さんと渡辺さんに仏花を活けていただきました。

前日に婦人会の皆さん、壮年会の皆さんが準備に来て下さり、本当に助かりました!

 報恩講前日に壮年会の皆さんに、境内清掃やのぼり、本堂の幕など暑い中準備を手伝って下さり、本当に助かりました!さすが壮年会のみなさんといった所でしょうか、境内に落ち葉が一枚もなくなり、本堂の幕もきれいにかけていただきました。
 あまり大勢で作業が出来ませんので、壮年会の役員の皆さんには 境内清掃やのぼりを立てたり、幕を張ったりと、本当に温かいご尽力を賜りました。ありがとうございます!これで報恩講を迎えられます!

 会中、粟井さんにお茶を立てていただきました。厨房を通る度に「飲んでけ!」と声をかけられ、おいしくいただきました!布教使の筑波先生も「おいしい!」と仰っておられ、心暖まるひとときでございました。

9月5日 園児参拝

第1会場(本堂)

第2会場(ホール)

 初日の午前中に、厚別幼稚園・第2あつべつ幼稚園のこどもたちが、しんらんさまの報恩講におまいりに来てくれました。お光り(花あかり)やお花、お供物、お香をお供えしてくれました。

 筑波先生のお話に、園児達は時に笑いながらも、頷きながら、楽しんで聞いていました!

今年度報恩講布教使 山口教区 岩国組 教法寺
筑波 敬道 師

今年度報恩講園児記念作品

 今年御出向いただきました布教使様は、山口県岩国市 教法寺住職 筑波敬道先生でありました。筑波先生には当寺で毎月開催している常例法座へ過去2度御出向いただいており、2018年の常例法座以来4年ぶりのご出向の縁を賜りました。先生は、本願寺布教研究専従職員としてご活躍され、現在はご自坊のある山口県の布教団青年代表としてご尽力なさっております。先生のご法話は、とても軽快な話ぶりで大変分かりやすく、阿弥陀さまの無条件の救いをおとりつぎしてくださり「思わず拍手しそうになった」というご門徒さんもいたほど熱のこもったお話で、本当に良きご縁であったと感じさせていただきました。

壮年会の皆様にお手伝いいただき、
園児達のお菓子をお配りいただきました

今年度の報恩講には昨年もお世話になりました「可愛井カフェ」さんと、初めての出店であります「えべたこ」さんにお越しいただきました!
「可愛井カフェ」さんには泡おやきやくず餅ドリンク、「えべたこ」さんにはたこ焼きなどを販売していただきました。今年も幼稚園のお友達や近くの小学校の子どもさん達、地域の方などたくさんの方に来ていただき、全て完売とのことでした。

とても美味しい!と大好評でした!

皆さんのご協力に感謝です!

今年も壮年会の皆さんがおまいりされる方々の
消毒や検温を行ってくれました。有難うございました!

法要前にこの度の住職不在の状況を説明される山根総代長

 

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