最終日、夏が名残惜しく感じるような素晴らしい快晴のもと満日中法要をお迎えいたしました。コロナ禍の中でも三日間たくさんのご参詣を賜りました。住職不在の中、ここまで長かったようで一瞬の出来事のようでありました。最終日も壮年会の皆様には、玄関での消毒・検温、婦人会の皆様には飲み物をお配りいただきました。
満日中法要(ご満座法要)
最終日は佐藤さんに導師をお勤めいただき、ご参詣なさった皆様と共に「正信念仏偈作法」をお勤めいたしました。「十二礼」の節で声高らかに「正信偈」をお唱えいたしましたね。皆様大変慣れた様子で正信偈を読んでおられ、その声に後押しをされるように最後のお勤めをいたしました。
今年度報恩講最後のおとりつぎに際しご讃題をあげられる布教使の筑波敬道師
汗ばむ気温の中、たくさんの皆様に満日中法要のご参詣を賜り感謝いたします。筑波先生におかれましては、三日間に亘り、浄土真宗の大切な事を、分かりやすく、ユーモアを交えながら、おとりつぎいただきました。筑波先生のご法話を聞き逃さないようにみなさんが真剣にお聴聞される姿がより印象的でした。
法要終了後、山根総代長が総代、世話人、婦人会、壮年会、寺内一同を代表して布教使様に御礼を申し上げさせていただきました。コロナ禍の中、さらには住職不在という難しい状況の中、報恩講を円成できましたこと心より感謝申し上げます。あわせて、お支え下さった門信徒の皆様をはじめ、関係各位の温かいご協力に感謝申し上げます。本当にありがとうございました。
御礼言上
報恩講円成にあたり門信徒の皆様へお礼を申し上げました
最後に、この三日間(準備を含めると一週間)、私たち浄土真宗の門徒にとって一番大切な仏事である「報恩講」をなんとかお勤めすることができて、本当にホッとしております。特に今年は住職不在というハプニングで不安のあったなかを総代さん、世話人さん、婦人会や壮年会の皆さまのご協力をいただき、無事に終えることができたことに心より感謝申し上げます。
皆さまのおかげで無事にお勤めすることができた、また来年も頑張っていこう! という思いにしてくださった尊いご縁でありました。
重ね重ね本当にありがとうございました。 (法務員暉峻・藤岡記)
宗祖親鸞聖人への報恩のために、毎年、その忌日の六日前から忌日当日までの七昼夜にわたって営まれる仏事で、御正忌ともいう。現在京都のご本山では新暦により一月九日から十六日まで営まれております。
京都の本山、地方の別院(直属寺院)、そして一般寺院、近年、北海道では少なくなりましたが、ご門徒のお宅でもお勤めされるという、ひじょうに珍しい四層構造で営まれる仏事であります。
北海道は冬になると雪が降ってお詣りが大変ということもあり、夏から秋までの間に勤められるお寺が多く、また、年間の中で一番大きいお寺の仏事であり、参詣者の数も一番多い行事であります。当寺の日程は毎年九月五日~七日の三日間お勤め致しております。安楽寺のご門徒であるならば、お一人一座は必ずおまいりするようお願い致します。