宗祖親鸞聖人報恩講 平成26年9月5日~7日 9月5日

 去る9月5~7日の日程で、当寺の年間最大仏事になります「宗祖親鸞聖人報恩講」を今年も三日間にわたり有縁のご法中の皆様、そして門信徒の皆様とお勤めさせていただきました。
 今年は念願であった神戸から谷川弘顕(高松寺住職)師に御出向いただき、誠に有り難いご縁となりました。寺内はもちろんのこと、総代さん、世話人さん、婦人会の皆さん、そして御参詣賜りました多くの門信徒の皆様方が大変喜んでおられた姿を見て、本当に「良かったなあ」と感じております。また、準備から法要終了まで、多くの方々に支えながらの報恩講でありました。
 今号も写真を多く掲載し、分かりやすく報恩講の雰囲気をお伝えします!どうぞご覧下さい!!

幼稚園児参拝・初逮夜法要 今年度当寺門信徒物故者追悼法要・第1初夜法要 9月5日

 初日はあいにくの曇り空でしたが、朝から厚別幼稚園・第2あつべつ幼稚園のかわいい園児達が親鸞聖人のおまいりに来てくれました。「花あかり」というともしびを一人ずつお供えしてくれ、仏様の前をキレイに荘厳しおまいりいたしました。
 布教使の谷川弘顕先生から「アンパンマン」の歌からとても分かりやすいお話しをいただき、みんな喜んでいました。
 

たくさんの園児たちで本堂はいっぱいになりました 

おまいりをするこども達

布教使さんのお話をしっかり聞いていますね

布教使 谷川弘顕先生

毎年こどもたちに報恩講記念作品として、貼り絵を作成してもらっています。今年は6月に法灯を継承されました本願寺25代門主 専如上人のお姿です。

なかなか上手でしょ

今年度の幼稚園児作品とこどもたち

 お昼に近づくにつれ、参詣される門信徒の皆様がぞくぞくとお集まりになってきました。

帳場も忙しくなってきました

 ご到着後、まずは一服ということで、今年も呈茶接待を行いお茶を召し上がっていただきました。 

今年もお手伝い頂いた粟井さんです

 お昼のおときをいただき、初逮夜法要をお迎えさせていただきました。
 今年から、初逮夜法要で門信徒を代表し、総代さん、婦人会会長、そして坊守、若坊守に親鸞聖人の御影前に蝋燭の光、お花、お香、仏飯を順にお供え頂く伝供(てんぐ)という作法を用いて報恩講の一番最初のご法要をお勤めさせていただくことになりました。

おとき会場(1Fホール)

総代の山根さん、持本さんにお光りをお供え頂きました

坊守、若坊守にお花をお供え頂きました(娘も運んでくれますね)

総代の粟井さんにお香をお供え頂きました

仏教婦人会会長竹内さんに大仏飯をお供え頂きました

ご法中の皆様にもお手伝い頂きました
(手前乗善寺御住職様)

 祖師前側(親鸞聖人側 向かって右側)にお座りいただいたご法中の皆様にご協力頂き、お供えを順々に運び、荘厳させていただきました。
 いよいよ法要の始まりです!

初逮夜法要

 十二礼作法を依用して初逮夜法要がお勤まりになりました。
 引き続き、この一年間で往生の素懐を遂げられました門信徒遺族の皆様にご案内をさせていただき「今年度門信徒物故者追悼法要」を当寺住職導師のもとお勤めさせていただきました。

初逮夜法要御導師 福住寺御住職様

今年度門信徒物故者追悼法要

 仏様の周りをくるくる回りながらお勤めをする「行道(ぎょうどう)」という作法を用いて、仏様を讃嘆させていただきました。
 ご遺族の皆様には、参詣者を代表して、お焼香をいただきました。
 悲しいお別れのご縁を通して気づかされた大切なことを確認されながらのおまいりであったと思います。

 全てのご遺族を撮りきれませんでしたが、多くの方々に御参詣、御焼香を賜りました。有り難うございました。

布教使 谷川弘顕 師

神戸市 高松寺御住職

 今年の布教使様は、神戸市高松寺御住職 谷川弘顕先生にご出向いただきました。2年前にお約束をさせていただき、待望のご来寺となりました。三日間にわたり親鸞聖人のお徳を偲びながら、浄土真宗のみ教えをやさしくお紐解きいただきました。ユーモアタップリのおとりつぎに門信徒の皆様、大変喜んでおられました。聴聞されるお姿を拝見しながら、良きご縁であったと実感させていただいたことでありました。
 また日頃よりお世話になっております当寺法務員佐藤さんのご子息、佐藤恒見君が京都での学業を終了し、今年の春に自坊である北区法城寺様にお戻りになりました。勉強を兼ねてこの度の報恩講の会係(えがかりと読む 法要の諸準備や円滑に運べるよお手伝いをする係役)としてお手伝い頂きました。

佐藤恒見君(法城寺衆徒)

ご挨拶される真光寺御住職

 午後6時より第1初夜のお勤めをさせていただきました。毎年親鸞聖人がご自身のお手本としてインド、中国、日本の高僧の中から七人の方々を選び抜かれ「七高僧」と崇め敬われた方々がいらっしゃいます。その中の中国の善導大師様がお作りになりました「往生礼讃 日没偈」をご門徒の皆様とご一緒にお勤めさせていただきました。導師には昨年、住職を継職されました穂別 真光寺の久保田真剛師にお勤めいただきました。終了後ご法話を一席頂戴し初日のプログラムを終了いたしました。

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