宗祖親鸞聖人報恩講 平成26年9月5日~7日 9月7日

おあさじ・満日中法要・院号伝達式 9月7日

 最終日は、「おあさじ」を午前7時30分よりお勤め致しました。報恩講の朝と親鸞聖人の御祥月命日にのみお勤めする「正信念仏偈 行譜」を朝早くからお集まり下さった門信徒の皆様とご一緒にお勤めいたしました。ただ、当日葬儀となり、おあさじの写真がありません。

今年から本堂後部に、ご出勤賜っている御寺院様の名簿を記載させていただきました

ご門徒の皆様からお預かりした御懇志は、このように帳場の皆様が手書きで記入され、ご掲示させていただいております。

午前11時より報恩講最後の御法要、満日中法要を当寺住職導師のもと、「宗祖讃仰作法」を依用しお勤めいたしました。

 ご法中の皆様、御参詣の皆様、ご一緒に声を合わせ「宗祖讃仰作法」をお勤めし、三日間お勤めさせていただいた報恩講最後のお勤めをさせていただきました。
 『御礼言上』・・・法要終了後、当寺を代表して住職・坊守・総代・婦人会から布教使様、ご法中の皆様へ御礼を申させていただきました

 法要終了後、今年度の生前院号伝達式を執り行いました。今年は開発ユキ様、城戸美充子様が、ご本山より院号をご下付いただきました。厳かな雰囲気の中、その伝達をさせてをただきました。

開発 ユキさん 

城戸 美充子さん

 終了後、最後のご法話を一席、谷川先生に頂戴いたしました。三日間、全九座にわたりおとりつぎをいただき、浄土真数の肝要なるところをお紐解きいただきました。二年越しのラブコールに応えてくださった尊いご縁でございました。なんと!平成29年に再縁いただけるお約束をさせていただきました。皆さん、体調を整えられて、また2年後に先生にお遇いしましょうね!!

最後のおとりつぎをされる谷川先生と真剣に聴聞される参詣者

今年初めて行った「報恩講参拝リレー」を完走された方々です。おめでとうございました!

院号を伝達させていただきました開発さん。子供さんと共に記念撮影しました。

院号を伝達させていただきました城戸さん。子供さんと共に記念撮影しました。

 今年も三日間、私達浄土真宗の門徒にとって一番大切な仏事である報恩講、宗祖親鸞聖人のお徳を偲び、報恩の姿勢をあらわす大切なお講(集まり)を無事にお勤めすることが出来ました。今後も工夫を重ねて、初めてお寺を訪れた方々も気安くおまいりできるような空間作りを心がけていきたいと考えております。これからも多大なご尽力ご協力をお願いすると存じますが、年間で一番大切な行事です。安楽寺のご門徒ならば、お一人一座は必ずお詣りいたしましょう!
 総代さん、世話人さん、そして婦人会の皆様には、大変篤いご協力をいただきました。心より感謝申し上げます。有難うございました。 (住職記)

報恩講とは

 宗祖親鸞聖人への報恩のために、毎年、その忌日の六日前から忌日当日までの七昼夜にわたって営まれる仏事で、御正忌ともいう。現在京都のご本山では新暦により一月九日から十六日まで営まれております。
 京都の本山、地方の別院(直属寺院)、そして一般寺院、近年、北海道では少なくなりましたが、ご門徒のお宅でもお勤めされるという、ひじょうに珍しい四層構造で営まれる仏事であります。
 北海道は冬になると雪が降ってお詣りが大変ということもあり、夏から秋までの間に勤められるお寺が多く、また、年間の中で一番大きいお寺の仏事であり、参詣者の数も一番多い行事であります。当寺の日程は毎年九月五日~七日の三日間お勤め致しております。安楽寺のご門徒であるならば、お一人一座は必ずおまいりするようお願い致します。

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