火葬の後、自宅に戻ってきた故人の遺骨は、葬儀社などが用意した中陰壇(ちゅういんだん)に安置することになります。その中陰壇には三具足(みつぐそく)や供物が飾られ、ほかにも遺影や白木の位牌(真宗では本来用 …
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葬儀の風習は同じ浄土真宗であっても地方によって若干異なる物があるようですが、多くの地方で、出棺前に「納棺尊号(のうかんそんごう)」というお名号(みょうごう)を書いた紙を棺に入れるならわしが行われていま …
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葬儀では、しばしば弔辞が述べられます。ある葬儀に出勤した時のことです。五人もの代表者が次つぎと弔辞を述べ、哀悼の意を表されたのですが、残念ながら浄土真宗の葬儀にふさわしくない言葉が随所に使われ、いつ …
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葬儀の司会進行は、近頃ではほとんど葬儀社の方がするようになり、決まり文句を交えながら実に手際よく式を進めます。 しかし、そうした使い慣れた言葉が必ずしも実際の葬儀の内容に合致しているとは限らず、特に浄 …
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葬儀の前夜には、お通夜のお勤めが行われます。「通夜」とは文字通り、近親者や知人が“夜を通して”ご本尊前の遺体のそばに集い、故人を偲びつつ如来さまのお救いを味わう行事です。ですから、勤行が行われる時に …
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浄土真宗のみ教えは「阿弥陀如来より賜る信心一つで、死と同時にお浄土に生まれ、仏さまと成らせていただく」という教えです。したがって、葬儀もこのみ教えに則して行われることは言うまでもありません。故人はすで …
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人は、自分の力ではどうすることもできない“望ましからざる出来事”が起こったり、またその怖れがあると、とたんに神経質になり、不安にかられてあれこれと形や行為にこだわるもののようです。 “死”にともなう一 …
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