引き続き、この一年間で往生の素懐を遂げられた方々を偲び、多くのご遺族と共に当山門徒物故者追悼法要が当寺住職御導師のもとお勤めされました。
このご縁にはじめてお寺に足を運ばれた門信徒の方々が多数有り、厳粛な中に法要がお勤めされました。ご遺族の皆様には、参詣者を代表して呼び出しによるお焼香を頂戴致しました。
仏様を中心に、御法中の皆様が順に花びらを散らし讃嘆するお作法「行道」を用いたお勤めをさせていただきました
全てのご遺族を載せることは出来ませんでしたが 多くのご遺族様にお焼香をいただきました。
この度、大変有り難いことに、総代の粟井さん、前仏教婦人会会長竹内さんから娘の小学校入学祝いにと、色衣と袈裟をご寄贈いただきました。娘にはこの格好をしたら母から離れて座ってお詣りしなければいけないよ、そして何かお手伝いして欲しいなと話しましたら、進んで係役のお手伝いをしてくれました。
賦華籠(ふけろう)・撤華籠(てっけろう)という、御導師が使用する華籠(けろう)を作法中に御用意して、使用後に撤っするというお役を勤めてくれました。おそらく父親の私の方が心臓ドキドキだったのではないかと思います。十分にその役割を勤めてくれました。
母親から離れて座り、出番が来るまで白石の乗善寺ご住職と並んでお詣りしておりました
賦華籠(ふけろう)
撤華籠(てっけろう)
今年度報恩講布教使 奈良教区 圓光寺住職 和氣 秀剛 師
身振り手振り熱心におとりつぎされる和氣先生
時に冗談を交えながら大切なことをお伝えくださいました 真剣に聴聞されるご門徒の姿が印象的でした
報恩講では初めてのご縁を賜りました奈良県 圓光寺住職 和氣秀剛先生は、父上の和氣良晴先生がカナダの開教使さんだったことからカナダで生まれ育ちました。
私の亡くなったカナダの伯母が和氣さんご家族とひじょうに懇意にさせていただいていたご縁もあり、この度待望のご出向となりました。先生はとても広い知識をもって、明快に浄土真宗の真髄をお紐解き下さいました。感銘を受け、「そうか、そうだったか」とうなずくご門徒の姿を見て、本当に良きご縁であったと感じさせていただきました。
午後5時からおとき(夕食)をいただきました。今年は豚汁とおむすびの軽めのメニューにしていただきました。
午後6時から第一初夜法要をお勤め致しました。御導師は、富山教区 婦負西組 妙宗寺 長岡俊紀師でした。毎年遠く富山県からご出勤して下さっているイケメンのお寺さんです(笑)
皆さん楽しそうに談笑されながら召し上がってましたね
第一初夜法要 御導師 妙宗寺副住職 長岡俊紀 師
第一初夜では「往生礼讃 日没偈」という難しいお勤めをします
毎年みなさんがんばってついて読んでくれましたね
お初夜のご布教は、皆さん楽しみにしておられたと思います、プロジェクターとスクリーンを使った親鸞聖人のご生涯を表した「御絵伝」の絵解きでした。先生が長い時間を掛け作られたものです。、静止画だけではなくアニメーションのように雨が降ったり、人物が動いたり、ひじょうに臨場感のある画像を通して親鸞聖人の足跡を訪ねることが出来ました。
今年から後夜(ごや)の法要を壮年会の皆様にお勤めしていただくことになりました。調声人(ちょうしょうにん)を黒田会長、両脇に中野副会長、佐々木事務長がついてくださり、「讃仏偈」をみなさんとお勤めいたしました。
こうして初日のご縁が終了しました。普段であれば、掃除や後片付けをして、少し休んでから明日の用意をして身体を休めることになるのですが、まさかあんなに大きな地震が発生するとは・・・。次項から地震の模様を掲載しますので、もしあの時の記憶がフラッシュバックしてしまう方がいたら、余り目に入れないようにして下さい。